海外FXのスプレッドとは?
スプレッドとは、買値(Ask)と売値(Bid)の価格差のことを言います。多くの海外FX業者では取引手数料が無料であり、その代わりにスプレッドを設定することによりユーザーから取引コストを受け取っています。
ドル円を例に挙げると、1ドル=110.010円で買い注文が、1ドル=110.000円で売り注文ができる場合、この時のスプレッドは1銭(=1.0pips)です。
この買値と売値の差額であるスプレッドは、ユーザーにとっては取引コストとなるため、取引が積み重なると負担になりやすく、なるべくスプレッドの狭い海外FX業者を利用していた方がFXで利益を出しやすくなります。
easyMarketsのスプレッドについて
以下では、easyMarketsのスプレッドについて解説します。easyMarketsでは、取引プラットフォームをアプリ・ブラウザ上で取引できる独自ツールと、世界的にメジャーなFX取引ツールの「MT4」から選択可能であり、それぞれのプラットフォームによって取引条件が異なります。
そして、easyMarketsのスプレッドに関しては全体的にMT4の方が狭いのが特徴です。
ここからは、メジャー通貨ペア・マイナー通貨ペア・金属・商品・インデックス・仮想通貨・株式に分けてeasyMarketsのスプレッドを考察していきます。
FXメジャー通貨ペア
まず、easyMarketsのFXメジャー通貨ペアのスプレッドの表をまとめましたのでご覧ください。
通貨ペア | 独自ツール ウェブ/アプリ | MT4 |
---|---|---|
USD/JPY | 1.5 | 1 |
EUR/USD | 0.8 | 0.7 |
EUR/AUD | 3 | 2 |
EUR/JPY | 2.2 | 1.8 |
GBP/JPY | 4 | 2.5 |
CHF/JPY | 4 | 3 |
AUD/JPY | 3 | 2 |
NZD/JPY | 4.5 | 3.5 |
NZD/USD | 2.7 | 2.3 |
(単位:pips)
easyMarketsのメジャー通貨のスプレッドの中でも特に狭さが目立つのがユーロ/米ドル(EUR/USD)と米ドル/円(USD/JPY)であり、他社と比べても狭い水準を誇っています。
easyMarketsのメジャー通貨ペア全体のスプレッドはMT4を利用した時の方が狭くなるため、スプレッドの狭さを最優先に取引ツールを選びたい方にとってはMT4がよりよい選択肢となるかもしれません。
FXマイナー通貨ペア
続いて、easyMarketsのFXマイナー通貨ペアのスプレッドは以下の通りです。
通貨ペア | 独自ツール ウェブ/アプリ | MT4 |
---|---|---|
USD/HKD | 9 | 7 |
USD/SEK | 110 | 100 |
USD/PLN | 35 | 35 |
USD/NOK | 110 | 100 |
ZAR/JPY | 4 | 該当無し |
CNH/JPY | 110 | 100 |
NOK/SEK | 15 | 該当無し |
FXマイナー通貨ペアは流動性が低く、ボラティリティも高いため、メジャー通貨ペアと比べてスプレッドが広く設定されています。一方で他社と比較した場合は狭い水準で提供しているため、スプレッドの狭さを重視しているユーザーにもeasyMarketsはおすすめです。
また、easyMarketsではMT4の取引プラットフォームでは取引ができないマイナー通貨ペアもあるため注意が必要です。
金属
続いて金属CFDのスプレッドについてです。以下の表でeasyMarketsの金属CFDのスプレッドを確認しておきましょう。
銘柄 | 独自ツール | MT4 | 1契約 |
---|---|---|---|
XAU/USD | 40 | 35 | 100トロイオンス |
XAG/USD | 400 | 300 | 1000トロイオンス |
XPT/USD | 450 | 250 | 50トロイオンス |
金属CFDはボラティリティが非常に大きく、それに合わせて、通貨ペアよりもスプレッドも広くなっているのが特徴です。
easyMarketsでは1種類の金属に対して複数の決済通貨による取引が可能であり、口座通貨に合わせて取引しやすい銘柄が選べます。
例えば、金の場合、多くの海外FX業者ではXAU/USDすなわち金/米ドルのみを取り扱っていますが、easyMarketsではそれ以外にもすべてのメジャー通貨ペアを決済通貨として金の取引が可能です。
商品
easyMarketsの原油・軽油・天然ガスなどの商品の銘柄のスプレッドは以下の通りです。
銘柄 | 独自ツール ウェブ/アプリ | MT4 | 1契約 |
---|---|---|---|
OIL/USD | 4 | 3 | 1,000 OIL |
GAS/USD | 100 | 50 | 100 GAS |
BRT/USD | 4 | 3 | 1,000 BRT |
HEO/USD | 25 | 20 | 42,000 HEO |
NGS/USD | 12 | 5 | 10,000 NGS |
WHT/USD | 140 | 110 | 50 WHT |
CRN/USD | 130 | 100 | 50 CRN |
CTN/USD | 32 | 30 | 500 CTN |
SOY/USD | 200 | 180 | 50 SOY |
CFE/USD | 70 | 60 | 375 CFE |
SGR/USD | 4 | 3 | 1120 SGR |
CCO/USD | 7 | 6 | 10 CCO |
商品も銘柄によってボラティリティに大きな差があります。
比較的ボラティリティの小さい原油・ブレンド原油はスプレッドが狭く、小麦・大豆などの比較的値幅も大きい商品はスプレッドも広いのが特徴です。
インデックス
以下はeasyMarketsのインデックス(株価指数)銘柄のスプレッド一覧表です。
銘柄 | 独自ツール | MT4 | 1契約 |
---|---|---|---|
SPI/USD | 1 | 0.75 | 1インデックスレート50USD |
DOW/USD | 6 | 5 | 1インデックスレート5USD |
NDQ/USD | 2.25 | 2 | 1インデックスレート20USD |
FTS/GBP | 2.4 | 2.2 | 1インデックスレート10GBP |
DAX/EUR | 3 | 2.25 | 1インデックスレート12.5EUR |
ESX/EUR | 4 | 3 | 1インデックスレート10EUR |
SWI/CHF | 5 | 4 | 1インデックスレート5CHF |
ASX/AUD | 3 | 2.5 | 1インデックスレート25AUD |
NKI/USD | 12 | 10 | 1インデックスレート5USD |
HSX/HKD | 14 | 10 | 1インデックスレート50HKD |
CNX/USD | 25 | 15 | 1インデックスレート2USD |
IND/USD | 10 | 9 | 1インデックスレート10USD |
USX/USD | 4 | 4 | 1インデックスレート1,000USD |
インデックス(株価指数)とは、各国の株式相場全体の状況を表すために、複数の銘柄の株価から一定の方法で算出した指数のことを言います。
特に有名な銘柄は米国のSPI/USD・DOW/USD・NDQ/USDであり、流動性が高く、スプレッドが狭いのが特徴です。
仮想通貨
以下はeasyMarketsの仮想通貨銘柄のスプレッド一覧表です。
銘柄 | 独自ツール ウェブ/アプリ | MT4 | 1契約 |
---|---|---|---|
BTC/USD | 110 USD | 100 USD | 1 BTC |
XRP/USD | 0.02 USD | 0.015 USD | 1 XRP |
ETH/USD | 7 USD | 6 USD | 1 ETH |
LTC/USD | 1.25 USD | 1 USD | 1 LTC |
BCH/USD | 3.5 USD | 3 USD | 1 BCH |
XLM/USD | 0.005 USD | 0.004 USD | 1 XLM |
ADA/USD | 0.02 USD | 0.018 USD | 1 ADA |
ALG/USD | 0.02 USD | 0,018 USD | 1 ALG |
SOL/USD | 2 USD | 1.8 USD | 1 SOL |
UNI/USD | 0.5 USD | 0.45 USD | 1 UNI |
DOT/USD | 0.6 USD | 0.55 USD | 1 DOT |
LINK/USD | 0.5 USD | 0.45 USD | 1 LINK |
ZEC/USD | 1.5 USD | 1.4 USD | 1 ZEC |
OMG/USD | 0.3 USD | 0.25 USD | 1 OMG |
MTC/USD | 0.04USD | 0.035USD | 1 MTC |
DSH/USD | 3 USD | 2.6 USD | 1 DSH |
DOG/USD | 0.005 USD | 0.0045 USD | 1 DOG |
easyMarketsではFXの通貨ペアやCFDの銘柄だけではなく、17種類の仮想通貨銘柄を取り扱っています。そして、全ての仮想通貨銘柄が米ドルを決済通貨としてレバレッジをかけた取引が可能です。
仮想通貨の取扱がある海外FX業者は現状ではあまり多くはなく、FXやCFDと合わせて仮想通貨の取引もしたいというユーザーにもeasyMarketsは非常におすすめです。
株式
easyMarketsのメジャーな株式銘柄のスプレッドは以下の通りです。
銘柄 | 独自ツール ウェブ/アプリ | MT4 | 1契約 |
---|---|---|---|
GOO/USD | 12 | 12 | 1 Alphabet 株 |
AMZ/USD | 3.5 | 3.5 | 1 Amazon 株 |
APL/USD | 0.14 | 0.14 | 1 Apple 株 |
TSL/USD | 1 | 1 | 1 Tesla 株 |
TOY/JPY | 13 | 該当無し | 1 Toyota 株 |
SFT/JPY | 8 | 該当無し | 1 Softbank 株 |
SNY/JPY | 10 | 該当無し | 1 Sony 株 |
(単位:pips)
日本の証券会社の株式の信用取引では3.3倍までしかレバレッジをかけられませんが、easyMarketsでは個別株式に対して20倍のレバレッジをかけた取引が可能です。
海外FX業者とeasyMarketsのスプレッド比較
easyMarketsのスプレッドは実際、他社と比較しても狭いのかを検証しました。
以下の表でその結果をご覧ください。
通貨ペア | easyMarkets 独自ツール | easyMarkets MT4 | A社 | B社 | C社 | D社 | E社 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
USD/JPY | 1.5 | 1 | 1.6 | 1.6 | 1.5 | 1.7 | 2.2 |
GBP/JPY | 4 | 2.5 | 3.6 | 3.1 | 2.1 | 2.9 | 5.1 |
EUR/JPY | 2.2 | 1.8 | 2.3 | 2.3 | 1.6 | 1.9 | 3 |
AUD/JPY | 3 | 2 | 3.3 | 2.9 | 2 | 2.3 | 4.9 |
EUR/USD | 0.8 | 0.7 | 1.7 | 1.5 | 1.2 | 1.3 | 2.2 |
AUD/USD | 1.5 | 1.2 | 1.8 | 2 | 1.8 | 1.5 | 2.5 |
NZD/USD | 2.7 | 2.3 | 2.7 | 2.7 | 2.1 | 1.9 | 3.2 |
USD/ZAR | 130 | 100 | 158 | 80 | 85 | 108 | 140 |
USD/MXN | 250 | 200 | 239 | 55 | 113 | 65.1 | 118 |
※2021/12/15公式サイトより引用(単位:pips)
easyMarketsのスプレッドは、特にメジャー通貨ペアにおいて、他社よりも狭い水準で提供しているのがよく分かります。
日本人の多くが取引をする米ドル/円(USD/JPY)のスプレッドに関してはeasyMarketsは他社と比較しても圧倒的に狭く、毎回のコストを最小限に抑えた取引が可能です。
easyMarketsの固定スプレッドとは?
easyMarketsでは固定スプレッドを採用しています。
以下では、固定スプレッド制・変動スプレッド制の違い、固定スプレッドのメリットについて詳しく解説していきます。
固定スプレッド制と変動スプレッド制とは?
まず固定スプレッド制とは、市場環境の流動性・ボラティリティに関わらず、スプレッドが一切変動しない仕組みのことを言います。
一方、変動スプレッド制とは、相場のボラティリティの変動や時間帯に応じてスプレッドが広くなったり、狭くなったりする仕組みのことです。
固定スプレッドのメリット
固定スプレッドには以下の3つのメリットがあります。
ボラティリティが高いタイミングも取引可能
信頼度が高い
取引コストを把握しやすい
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
①ボラティリティが高いタイミングも取引可能
固定スプレッドの最大の強みは、ボラティリティが高いタイミングでリスクを抑えて取引ができるという点です。
変動スプレッドでは早朝や経済指標の発表時などのボラティリティが高くなるタイミングにスプレッドが大幅に広くなってしまう可能性がありますが、固定スプレッドであればどんなタイミングでもスプレッドが固定されており、想定外の損失を抑えることができます。
そのため、いわゆる「指標トレード」と言われるような経済指標の発表時の大きな値動きを狙った取引もやりやすくなります。
②信頼度が高い
固定スプレッドの2つめのメリットは、海外FX業者に対する信頼を担保できるという点です。
海外FX業者によっては相場の乱高下などを理由に、都合よく不正なスプレッドを提示するような悪質なケースがあり、変動スプレッド制ではスプレッドを操作されるリスクがあります。
一方、固定スプレッドではそのようなスプレッドの操作による被害に遭う可能性はありません。
③取引コストを把握しやすい
損益計算のやり易さもまた、固定スプレッドのメリットとして挙げられます。
固定スプレッドでは毎回の取引にかかる取引コストをあらかじめ把握することができるため、損益の計算が簡単になるのです。
損益の計算がしやすいと、FX取引において最も重要なことである「資金管理」を正確かつ容易に行うことができるので、大きなアドバンテージといえます。
海外FXのスプレッドに関するQ&A
以下では海外FXのスプレッドに関して初心者から多く寄せられる質問に対してQ&A形式で答えていきます。
Q.初心者におすすめのスプレッドの狭い通貨ペアは?
A.海外FXで取引できる通貨ペアの中でもとりわけスプレッドが狭いのが米ドル/円(USDJPY)とユーロ/米ドル(USD/EUR)です。
ユーロ/米ドル(USD/EUR)は全通貨ペアの中で取引高が最も高く、米ドル/円(USDJPY)は2番目に取引高が高いため、流動性が高く、値動きが安定しているため他の通貨ペアと比べて初心者が取引しやすいと言えます。
Q.スプレッドによる取引コストを抑えるコツは?
A.スプレッドによる取引コストで利益がなかなか伸びないという方は、取引をする時間軸を大きくし、数時間以上ポジションを保有するようなデイトレードや数日間ポジションを保有するスイングトレードをしてみましょう。
easyMarketsのスプレッド一覧表まとめ
easyMarketsのスプレッドや固定スプレッドについてよくお分かりいただけたでしょうか?
easyMarketsのスプレッドは他社と比較して非常に狭い水準で提供しており、毎回の取引でかかるコストを最小限に抑えられます。またFXだけでなく、CFD・仮想通貨も取り扱っているので、幅広い商品・銘柄が取引可能です。
狭いスプレッドで取引ができるeasyMarketsで口座開設をして海外FXの取引を始めましょう。